■陸上 ダイヤモンドリーグ・ブリュッセル大会(日本時間3日・ベルギー)

世界の強豪が集うダイヤモンドリーグで女子やり投げの北口榛花(24)が最終6投目に63m45をマークし、2位に入り4戦連続の表彰台となった。優勝は今季世界最高となる68m11の投てきを見せたアメリカのK.ウィンガー(36)。

7月の世界陸上オレゴンで日本女子初の銅メダルを獲得した北口は、第1投で60m49をマークし2位でスタートした。続く第2投は1投目を上回る61m58としたが、世界陸上の銀メダリスト、ウィンガーの62m47を越えることができず順位は2位のまま。

3投、4投をファールとすると5投目は63m13をマークし、徐々に距離を伸ばしていった。しかし最終第6投の直前でトップのウィンガーは今季世界最高となる68m11のビッグスローで北口を突き放した。北口もこの日、ベストとなる63m45の投てきを見せたがウィンガーの記録を越えることはできず、2位で終えた。

北口は6月のパリ大会(フランス)で日本人初の優勝を果たすと、8月のシレジア大会(ポーランド)を制し、ダイヤモンドリーグ2連勝とした。8月のモナコ大会は2位だったが3戦連続の表彰台。これで4戦連続の表彰台となり、年間王者を決めるファイナル(7、8日開催、スイス・チューリッヒ)での日本人初優勝が期待される。