2015年 女子ワールドカップ準優勝メンバーとともに…
有吉選手は2015年の女子ワールドカップ カナダ大会に出場し、準優勝となった経験がある。当時のメンバーのうち、川澄奈穂美選手(38)と上尾野辺めぐみ選手(38)、そして川村優理選手(35)と今季、新潟でプレーすることになった。
「その時のメンバーの中には引退した人もいるので、4人もワールドカップの準優勝を経験したメンバーがいるのはすごいと思います。
当時を振り返ると、2011年のメンバー(ワールドカップ優勝メンバー)に自分とか優理(川村選手)が新しく加わったようなチームで、ベースがあったので、必死についていくという感じでした。だから、同じ“仲間”という感じではありますが、“サッカーを教わっている”という感じでもありました。
同じポジションだと、近賀さん(近賀ゆかり選手・サンフレッチェ広島レジーナ)やサメちゃん(鮫島彩さん・昨季限りで現役引退)がいて、もちろんポジション争いはあったんですけど、近賀さんのいいところを教わって自分のものにするとか、周りの選手とのコミュニケーションの取り方とか、ひとつでも盗んで帰ろう…そういう感覚でした」

一緒のチームで、川澄選手と同じサイドを組むのは代表以来だという有吉選手。
「ナホとやってると、やっぱり楽しいな」そう笑顔を見せた。
一方で、昨季は対戦相手としてアルビレディースを見ていた有吉選手は、好調を維持していたアルビレディースは波があって、いつか失速するのではないか、そう思ったこともあったそう。今季、チームに加わって『本気度が伝わってくる』と感じたという。
「若手選手たちも主張するし、やってはいけないミスをしたら、ナホ(川澄選手)に対しても『ナホさん、それはないよ』とか、ちゃんと言うことができる。正面で、本気でぶつかっているなって思います。だから、昨シーズンは試合を重ねながら、リーグを戦いながら、成長していったのだと思います」














