アウトレットを追うオフプライスストア

全国に広がるオフプライスストアですが、専門家は今後さらに増えていくと予想します。

『日経クロストレンド』勝俣哲生編集長
「一番にあるのは昨今の物価高。オフプライスストアは多くの家庭の救世主的な存在で、人気を集めている。アメリカではアウトレットを追うような市場規模になっているので、日本でも着々と成長していくと見ている」

オフプライスストア人気で「買い控え」の影響は?

乃木坂46の一ノ瀬美空さんは、「洋服とかは“新作”よりも“割引”のほうにときめく」と、激安のオフプライスストアに興味津々。

ただあまりの安さに、ブランドとしては「買い控え」の心配はないのか?

ファッション流通を取材してきた『繊研新聞』 永松浩介編集委員によると、「定番商品はそもそも在庫になりづらいので買い控えのデメリットはない」。

さらに、日本では廃棄される衣類が1年間に1.5万トン(約33万着分/環境省参照)もあり、激安プライスで売っても「廃棄になるよりはメリットがある」とのこと。

安住紳一郎アナは「やっぱり服は流行・色・サイズがあるからなかなか小売店で全部売り切れることはない」とし、SDGsにも貢献できるのではと話した。

(THE TIME,2024年9月11日放送より)