11日で東日本大震災の発生から13年6か月です。宮城県気仙沼市では、遺族が慰霊碑に手を合わせ、教訓を語り継いでいく決意を新たにしました。
93人が犠牲に…
震災の津波で住民93人が犠牲になった気仙沼市の杉ノ下地区です。
月命日の11日、遺族が慰霊碑を訪れ花や線香を手向けた後、静かに手を合わせていました。

津波で夫を亡くした三浦祝子さん(79):
「私たちは元気で暮らしているよと毎日何とかね。元気でいれば通えるから通い続けたいと思います」

杉ノ下地区では市の指定避難場所だった高台が津波に飲まれたことから、人的被害が拡大しました。
一方で、住民の命が救われた場所もあります。