双子や三つ子など、一度の出産で生まれた複数の子どもたちを育てる「多胎育児」。成長の喜び、幸せは2倍、3倍…かもしれませんが、それだけではない厳しい現実もあり、支援の充実が求められています。
多胎育児特有の“ノウハウ”を駆使して日々生活
読谷村に住む比嘉家の三つ子たち。そっくりな3人は一卵性の三つ子です。

毎日の家事や育児に追われる母親の奈美子さん。夕食の準備は子どもたちも手伝います。夕食の準備中、豆乳をこぼしてみんなで掃除…
ーー食べるまでも結構大変ですね
▽母 奈美子さん
「今日は1回も怒ってないですけど、普段だったら3回は怒ってます」
三つ子の子育てで、ある工夫をしています。
「碧仁、宿題終わったからカード片付けて」
宿題や歯磨きなど、誰が何をしたか一目でわかるボードです。3人を赤、青、黄色に色分けしています。

「誰が何をやっていないのかわかる、見て気づくことができるので」
低体重で生まれた三つ子たちは、これまで家族や医療関係者など多くの人々に支えられてきましたが、経済面で不安な時期もあったといいます。