八戸駅から車で約5分。そこはもう、数千年前の太古の樹木が育む大自然

今回は、“温泉ソムリエ”おすすめの「熊ノ沢温泉」へ。
タマ伸也さん
「立派な看板だったぞ!」

八戸駅から車で約5分の『熊ノ沢温泉』。入口でお出迎えしてくれるのは、やっぱりクマ!といっても、かわいらしいぬいぐるみの白いくまちゃん。その前には、キュウリやトマトといった野菜がたくさん並んでいます。

温泉ソムリエ 鎌田祥史さん
「こちらでは野菜を売っていまして、全部この温泉で栽培している野菜です。
キュウリもトマトも黒にんにくも」
こちらの野菜は、温泉を運営している『あかざわ農園』の野菜。野菜があることを知って訪れるお客さんもいるほど人気なんだそうです。

さて、温泉へとまいりましょう!レッツ入浴~

【入浴料】
大人…480円
小学生…170円
乳幼児…80円
【泉 質】ナトリウム塩化・炭酸水素塩(低張性弱アルカリ性低温泉)
【適応症】神経痛、筋肉痛、関節痛など

タマ伸也さん
「すでに素晴らしい!」
浴場は大きな窓が並び、外にある植え込みの緑を眺めながら温泉につかることができます。温度は約43℃。タマさん、「あ~」という声しか出ないほど温泉があずましい(=津軽弁で“心地よい”)みたいです。

ここで、“古樹の湯”と呼ばれる理由を教えて、ソムリエ。
タマ伸也さん
「なんかかまり(=津軽弁で“におい”)する!?」
温泉ソムリエ 鎌田祥史さん
「ほのかに甘いような木のような香りがすると思うんですけど、ここでは『古い樹の湯』と書いて“古樹の湯”と表現する。要するに、土の中で植物や化石がずっと堆積したものが地表に出た温泉にとけだしていて、その色や香りがこうやって現れているような感じ」
タマ伸也さん
「もう何千何万年前の植物たち?」
温泉ソムリエ 鎌田祥史さん
「おそらく地層の中でずっと溜まっていったものが、このように我々に会いに来てくれたということになります」
タマ伸也さん
「この2024年に会いに来てくれたんだな。ありがとうな」

今日のソムリエは、まるで“詩人モード”のような表現が飛び出しました。
『熊ノ沢温泉』は、地下約800mからくみ上げた100%源泉かけ流しの温泉。付近の地層には、数千年前の太古の樹木が多く堆積しているため、お湯が茶褐色で樹木の香りがするのだそうです。これが“古樹の湯”と呼ばれる由縁です。
温泉ソムリエ 鎌田祥史さん
「特徴としては、植物由来のすべすべ感とか、美肌効果もあったり」
タマ伸也さん
「美肌じじい!ソムリエも美肌なの!?だって温泉ソムリエって相当(温泉に)入ってるわけでしょ?」
ここで、レッツ美肌対決に。

でも、勝敗はわからずじまい…。続いては、露天風呂へ入ってみましょう。