(ブルームバーグ):10日午後の債券相場は伸び悩み。5年国債入札が無難な結果となり、先物は前日の終値付近で推移している。
SMBC日興証券の田未来シニア金利ストラテジストは5年国債入札の結果について、「テール(落札価格の最低と平均の差)は前回より強く、総じて無難」と評価。予想通りの結果を受けて相場の反応は限定的だとした上で、12日にタカ派とされる日本銀行の田村直樹審議委員の講演を控えていることから「徐々に売りが優勢になるのではないか」と述べた。
入札結果によると、最低落札価格は99円88銭と市場予想と一致した。小さいと好調を示すテールは2銭と、前回の5銭から縮小した。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.76倍と、前回の3.51倍から上昇した。
備考:5年利付国債の過去の入札結果(表)

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