自民総裁選 小泉氏 林氏 茂木氏が会見

小泉進次郎 元環境大臣
「遠慮なくやってください。キツいのどうぞ!」
地元・神奈川で、野球部の練習に参加した小泉元環境大臣。
小泉進次郎 元環境大臣
「モットーは迷ったらフルスイング。思い切ってやれば後悔は残らない」
「フルスイング」をアピールした翌日、総裁選への出馬会見で掲げたスローガンは、「決着」でした。
何を「決着」させるのか。例えば…

小泉進次郎元環境大臣
「私が総理になったら、選択的夫婦別姓を認める法案を国会に提出し、この問題に決着をつける」
自民党内に反対意見が根強い「夫婦別姓」。
小泉進次郎元環境大臣
「国会に提出をして、最後、これは採決になるが、そのときに一人ひとりを縛ることは考えていない。つまり党議拘束をかけずに、この法案の採決に挑む」
さらに・・・

小泉進次郎元環境大臣
「できるだけ早期に衆議院を解散し、国民のみなさんの信を問うことにしたい」
自民党が待望する「選挙の顔」としての自信のあらわれでしょうか。

総理にふさわしい人を問う世論調査では、石破氏と共に突出した人気を誇ります。
一方で、こうした調査では下位の議員らも、次々と名乗りを上げています。

自民党 林芳正氏(2011年)
「♪もう一度 取り戻そう 僕たちのヤマトスピリッツ」
議員仲間とのバンド活動でオリジナル曲を披露しているのは、林官房長官。
大臣経験の数では他の追随を許さない実力者ですが、知名度は上がりません。同じく、支持率で苦しんでいるのは…

「トシミツ」と書かれたうちわを手にした支援者を前に、お好み焼きを作るのは茂木敏充幹事長。
自民党 茂木敏充幹事長
「最近、若手から“意外とトシミツ”と言われる。料理もそこそこ、意外と」
重要閣僚を歴任した実力者ですが、親しみやすさのアピールには苦労している様子。そんな状況の起死回生を狙ったのか、出馬会見で掲げた“政策”が党内でも物議を醸しています。

茂木敏充幹事長
「防衛増税、子育て支援金の保険料の追加負担、それぞれ1兆円は停止。この意味で、増税ゼロの政策の推進」
防衛費倍増や子育て支援は、岸田政権肝いりの目玉政策。その財源として決まっていた増税などの方針を、幹事長みずから覆すというのです。
政策そのものは踏襲し、財源は税収増などで賄うといいますが、党内からも厳しい声が…

閣僚経験者
「総理を支えてきた幹事長という立場で、あの発言はあり得ない」
最大で12人が乱立する総裁選。ようやく政策論争も始まりましたが、選挙目当てで迷走しかねないものもありそうです。














