学生は『配属ガチャ』を避けたい

資料

就職や採用について調査するリクルート就職みらい研究所によりますと、入社の決め手は「社員・社風」から「仕事内容・勤務地」にシフトしているということです。

リクルート就職みらい研究所 佐藤駿行 研究員
「学生の就業感が変化していまして、昨今、学生からは『配属ガチャ』と言われるような不確実性を避けたい。働きたい領域が明確な学生にとっては、初期配属確約型の求人へ応募することによって、希望の職場・職種で働きたいという傾向は特に強く見られます。」

「配属ガチャ」とは、入社後の勤務地や職種、配属先の上司や先輩との相性など、当たりはずれがあることをカプセルトイの「ガチャ」になぞらえた言葉です。

リクルート就職みらい研究所の調査によりますと、「入社を決める前までに配属先を確定して欲しい」と回答した人は38.7%、「入社前までに配属先を確定して欲しい」と回答した人は33.8%。

就活生の70%以上が入社前に配属先を決めて欲しいと考えているということです。

リクルート就職みらい研究所 佐藤駿行 研究員
「内定辞退を防ぐために、つなぎ止めに向けた取り組みで言うと、9月10月ごろは、例えば内定者懇親会や先輩社員との質問会、あと最近では人事部が内定承諾後のフォローの一環で、内定者一人一人と個別面談を行っています。」