表皮水疱症友の会 宮本恵子さん
「私は好き。子どもにも食べてもらいたい。生ではリンゴを食べられないから」

2人が知り合ったのは、6年前。

当時、北大の医学生だった中村さんに宮本さんたちから「食べられないことでコミュニケーションも減ってしまう」という悩みが寄せられました。
そこで中村さんは、口の中でよく溶けのども通りやすいチョコレートを開発しました。

北海道大学 医学部3年(当時) 中村恒星さん
「家族と当事者と同じものを同じ空間で食べられるシチュエーションを作れるのは(患者の)心の面で大きかった」
タルトには、開発したチョコレートを使用。また、タルト生地は通常より柔らかく焼き上げましたが、サクサク感は残しました。
表皮水疱症友の会 宮本恵子さん
「食べやすいだけじゃなくて、おいしいものを作ってくれることに皆さんありがたいって」
さらに、リンゴにも秘密があります。