被災地・輪島の漁師がようやく一歩を踏み出しました。
5日朝早く、国の漁場復旧対策支援事業として元日の地震後初めて、輪島港から沖合へと船を出しました。

行われたのはアマダイの漁場調査です。
日の出前、午前5時の輪島港。アマダイなどを狙い、海底に仕掛けた網を漁船で引き回す「こぎ刺網漁」を行う漁師たちおよそ20人が続々と集まってきました。

水産庁が主体となって、漁の再開に向け漁師が実際に沖に出て試験的に漁を行うこの取り組み。大規模な海底隆起が起きた能登の海で例年通りの操業が可能かを判断します。