なぜ台風に「名前」を付けるの?

気象庁HPより

「台風委員会」なる存在があることや、14か国から10個ずつ集められた「台風の名前」が順に付けられていることなどは分かりましたが、そもそもなぜ台風に名前を付ける必要があるのでしょうか?

気象庁のHPによりますと、以下の2点の理由があるようです。

●国際社会への情報に台風委員会が決めた名前をつけて、それを利用してもらうことによって、アジア各国・地域の文化の尊重と連帯の強化、相互理解を推進すること

●アジアの人々になじみのある呼び名をつけることによって人々の防災意識を高めること

また、HPによりますと、台風のアジア名は繰り返し使用されるものの、大きな災害をもたらした台風などは、台風委員会の加盟国・地域からの要請を受けて、そのアジア名を以後の台風に使用しないように変更することがありるようです。

また、発達した熱帯低気圧が東経180度より東の領域から、または東経100度より西の領域から北西太平洋域に進入してきた場合には、各領域を担当する気象機関によって既に付けられた名前を継続して使用するため、台風委員会の決めた以外の名前の台風もあるようです。

【出典】気象庁ホームページ「台風の番号とアジア名の付け方」
(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-5.html)