“住宅Gメン“が欠陥住宅を調査 原因は空調システム

原因を探るため、“住宅Gメン”と呼ばれる「住宅検査カノム」の長井良至さんに相談しました。長井さんは、1級建築士で、施工不良が疑われる住宅の原因究明や業者との交渉が仕事です。
鈴木さんが、エアコンが全く効かないこと、カビがひどいことを伝えると…
(長井良至1級建築士)
「全館空調の換気システムに、原因があると思っています」
長井さん、まずは床下へ。原因の多くは普段見えない場所に隠れているそうです。
床下の湿度は81%。屋内の適正湿度は40~60%で、鈴木さん宅の80%は雨降りの屋外並みです。この日は晴れでしたが、梅雨時には湿度97%に達することもあるのだとか。


床下には、高い湿気が原因と見られる一面のカビが。木材に一度根付くと、完全に取り除くのは困難です。
次に、コンセントのカバーを外し、壁の中に小型カメラを入れました。