水浸しの床下、柱と繋がっていない梁。後をたたない「欠陥住宅」のトラブル。
民間団体の調査によると、住宅の新築やリフォームをめぐるトラブルの相談件数は、2022年には3万5772件。2000年と比べ、7倍あまりに増えています。


今回は、新築なのに「カビ」が発生してしまう住宅を取材。専門家と共に原因を究明し、欠陥住宅の実態を追いました。
完成してすぐの住宅の外壁に“黒いカビ”が…問題は建物内部にも。

三重県に住む鈴木さん(仮名)の事務所兼自宅は、4LDKの一戸建て。4年前に完成し、家族6人で暮らしています。
異変に気付いたのは、完成してすぐ。できて間もない外壁に、黒いシミが浮かび上がってきました。