県内で生産された今年の一番茶の品評会が4日、鹿児島市で始まりました。
県茶業会議所では「かごしま茶」の品質向上などを目的に、毎年、品評会を開いています。
出品されたのは今年の4月から5月に霧島市や南九州市、錦江町など12の市と3つの町で作られた一番茶あわせて204点で、審査員は、まず茶葉の形や色つやから審査していました。
今年は日照不足の影響をうけて茶市場での取扱量は去年と比べて460トン少ないおよそ3900トン余りでしたが、摘採のタイミングを見極めながら収穫を行ってきたこともあり品質の良い味に仕上がったということです。
(審査長県農業開発総合センター 内村浩二さん)
「全国の品評会にも匹敵するようなものも多く見られた。より高品質なものを付加価値をつけながらやっていきたい」
1キロ当たりの平均価格は1827円で、例年並みということです。