“新型コロナ” 影響根強く

また、リーグ全体で取り組まなければならない課題もあります。それが「集客」です。

8月23日に行われた「リーグH」の開幕記者会見で、日本ハンドボールリーグの中村和哉(なかむら かずや)代表理事(65)は、今季の1試合平均の観客動員数について「まずは1000人を目標に進めたいと思っています」と述べました。

しかし、昨季のリーグ戦で1試合あたりの観客動員数の平均はリーグ全体で約700人。コロナ禍で一度離れた観客が戻って来ていないといいます。

コロナ禍前の試合の様子

熊本ビューストピンディーズの勝田祥子(かつだ さちこ)GM(45)も、新リーグ開幕に伴う10項目の達成目標の中で「最もハードルが高いものだ」と話していました。

熊本ビューストピンディーズ 勝田祥子GM「熊本は女子の世界選手権を開催するなど、ハンドボールを見てくださる方が他県より多いという風に感じています。そんな方たちに戻ってきていただければと思っています」

「山鹿市民のみなさんに、ここまで育ててもらったという感謝があります。そのため、この山鹿で満員を目指したいと思います」

“世界トップレベルのリーグ”へ。ハンドボールの魅力発信が急務です。