9月6日に開幕するハンドボールの新しいリーグ「リーグH」。リーグもチームも、日本のハンドボールを世界トップレベルへ引き上げるために生まれ変わりますが、新リーグ誕生で何が変わっていくのでしょうか。

アマチュアからプロへ 強豪チームの転換期

リーグHでは、各チームに対し今後5年間にわたって、財務要件(黒字化)次世代育成のための下部組織の設置など10項目の達成目標を定めています。そのうちの一つが選手のプロ契約です。

熊本県山鹿市に拠点を置く女子ハンドボールチーム「熊本ビューストピンディーズ」は、前身の「オムロンピンディーズ」では日本リーグで17回の優勝を経験。チーム名を改めた強豪が新たなリーグで目指すのは、もちろん…

宇野史織キャプテン(29)「リーグHで初代女王 優勝を目指しています」

ピンディーズ所属の選手たちは、これまではオムロンの「社員」、つまりアマチュア選手でした。プロリーグとなる「リーグH」への参入にあたり、オムロンはまず一部の希望選手とプロ契約を結び、今後加入する選手についてはプロ契約を前提に交渉することで、段階的にプロ選手を増やす考えです。