「ハンドボールが仕事」の日々
今季17人の所属選手のうち、2023年のアジア大会金メダリストの尾崎佳奈(おざき かな)選手(29)を筆頭に、城北高校(山鹿市)出身で大卒1年目の塚田春菜(つかだ はるな)選手(22)といった若手も含め、7人がプロ選手となりました。

塚田春菜選手(22)「ハンドボールを全力でできる環境を第一に考えたいと思ったので、プロ契約にしました」
プロ選手は文字通り「ハンドボールが仕事」。午前中に17人の選手全員で練習した後、午後はプロ選手7人だけが集まる「プロ練習」が開かれています。
そのプロ練習には、洪廷昊(ホン ジョンホ)ヘッドコーチや北林健治(きたばやし けんじ)アシスタントコーチも参加し、マンツーマンで個人技に磨きをかけているといいます。

尾﨑佳奈選手(29)「時間をいただいている、もらっている分個人の責任感は上がっていると思いますし、プレーに対しての責任感も上がっていると思います」
グレイ クレア フランシス選手(27)「夜はケアに時間を充てたり早く食事をして睡眠をとったり、心にも体にも余裕ができた感じです」
一方、プロ契約を結べばオムロンの社員ではなくなり、これまでのように引退後、会社に在籍することはできません。引退後のセカンドキャリアに不安を抱える選手も出てくる可能性もあります。
そこで熊本ビューストピンディーズでは、プロ選手を対象にキャリアセミナーなどを開き、不安解消を図っています。実際、セカンドキャリアを見据えて資格取得に向けて勉強する選手もいるということです。