台風11号は3日、南シナ海を時速20kmの速さで西北西へ進んでいます。今後台風11号は南シナ海を西に進み、7日には海南島付近に達したあと大陸方面に向かうとみられます。

気象庁によりますと台風11号は3日午後6時、南シナ海にあって1時間に20キロの速さで西北西に進んでいます。中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルです。

台風は24時間後の4日午後6時には南シナ海の半径95キロの円内にあって西北西にゆっくりと進む見込みです。中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速45メートルの見込みです。

台風11号進路予想図(3日午後6時)気象庁HPより

台風は5日午後3時、強い勢力となって南シナ海の半径155キロの円内にあってゆっくりと西に進む見込みです。中心の気圧は955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルです。

台風11号進路予想図(3日午後6時)気象庁HPより

その後6日午後3時には非常に強い勢力で南シナ海の半径220キロの円内にあって、中心の気圧が935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速70メートルの見込みです。

7日午後3時には強い勢力でトンキン湾の半径280キロの円内にあって、1時間に15キロの速さで西北西に進むとみられます。中心気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルの見込みです。台風が予報円に入る確率はいずれも70パーセントです。

台風は7日には海南島付近に達したあと大陸方面に向かうとみられます。