先週、宮崎県内を襲った台風10号により、各地の学校で校舎の窓ガラスが割れたり、建物が破損したりする被害も多く出ました。
窓ガラスがおよそ50枚割れる被害が出た宮崎市の小学校では、2日から授業が再開しました。

(武澤直穂記者)
「宮崎市の小戸小学校では、突風の影響で飛び散ったガラス片の片付け作業が行われています」

宮崎市の小戸小学校では、およそ50枚の窓ガラスが割れたりグラウンドの木が折れたりする被害がありました。

特に被害が大きかったのが南側にある6年生の教室。

(小戸小学校 濱田常義校長)
「南東方面からこの校舎にバーンと(突風が)当たったのではないかなと思います。上のすりガラス大きく2枚が割れて、ガラス破片が教室内に飛び散りました。中は水浸しですね」

学校では被害が確認されて以降、職員だけでなく地域住民や卒業生など、およそ50人のボランティアが協力して復旧作業にあたりました。

そして、授業が再開された2日も、児童たちがガムテープなどを使って小さなガラス片を集めました。

(児童)
「(ガラス片が)ランドセルの下のところにありました」
「(ガラス片は)小さいのが2、3個。ここまで飛んできてるんだと思った」

(小戸小学校 濱田常義校長)
「いろんな方々の支援があって、きょうを迎えました。だから、いろんな方々に守られている、そういう思いを持って感謝の心を持って(児童に)生活してほしい」

県によりますと、県内の公立学校では、窓ガラスが割れたり壁が壊れたりするなどの被害が233校で確認されているということです。