学校に保管されていたメリー

戦時中、小学校の物置でひっそりと保管されていたメリー。佐藤さんは在職中に青い目の人形のことを学校のキャッチフレーズにも盛り込んで、児童たちにその歴史を伝えてきました。

佐藤さん、6年生11人に青い目の人形について語りました。子どもたちに人形ついて話すのはおよそ20年ぶりです。

講話での佐藤さん:
「先生はその(戦時中の)話を聞いたときにとても悲しくなって、人形たちに罪はないのになと。友情、平和ということについて、いつまでも残してほしい。最後に『戦争ほど残酷なものはない、戦争ほど悲惨なものはない』これを青い目の人形とともに先生はいつまでも心に残っています」

講話での佐藤さん

青い目の人形を調査する会 雫石とも子さん:
「今は話を聞くことができる、おじいさんおばあさんの話が。でも、あと何年かたったら、もうそういう話は聞けなくなります。ぜひ、家に帰ったら話をしてみてほしい」