■「あすはきっと」優勝!
海外の翻訳絵本「あすはきっと」(原題 THE TOMORROW BOOK)は、ダイレクトな語りかけ口調が特徴的で、「どんな気持でいても、どんな人にも、必ず朝が訪れ、次の日がやってくる」という哲学的ともいえることを、子どもから大人までわかりやすく伝えてくれるものです。童話館出版の川口室長は、野球で頑張って強くなっていくという選手への指導の中で、どう良い経験を積ませるか、どう大切なメッセージを伝えるかという場面では、須江監督の読み聞かせは「理にかなった」ことと話します。
童話館出版 編集企画室 川口かおる室長:
「知識や情報だけで人の心を動かすことには無理があります。さまざま感情を認めつつ、それに対峙していく力を養ってほしいと願う時、絵本のように心に語りかけていくものはとても有効だと思います」

県大会そして全国大会で一試合ごとに強くなり悲願の優勝を果たした仙台育英ナイン。
須江監督が、読み聞かせた絵本の一節にある「そして あすは、なにから なにまで、ずっときょうより よくなるよ」をまさに体現したのではないでしょうか。