(松澤)ー9月以降は台風の発生位置が変わる?
▽沖縄気象台 萱場亙起 気候変動・海洋情報調整官
「今後、秋から冬にかけてラニーニャ現象が発生する可能性が60%と高まると予想されています」

「ラニーニャが発生すると、西部太平洋熱帯域で対流が活発になる傾向があり、この海域で台風がこれまでに比べて発生しやすい状況に転じることが考えられます」
「また西部太平洋熱帯域から沖縄付近の海域の海面水温が平年より高く台風の発達と維持に寄与する状況でリスクが高いと言えます。さらに、今年の秋は残暑で季節の進みも遅い見通しです。よって台風リスクの高い期間が平年に比べて長いことも懸念します」

世界的に海洋変動が大きい状況となっていて、大気もこれに連動します。
今後も台風情報や注意報・警報などの防災情報に気を配り、万一の際に身を守る行動を確認しておくなど、普段の備えにより一層の注意が必要です。(RBC気象予報士 松澤まゆ)