地元の再三にわたる中止要請をよそにアメリカ軍は9日、嘉手納基地でことし6回目となるパラシュート降下訓練を強行しました。

9日午後1時ごろ、訓練に参加する兵士らを乗せたと見られるアメリカ軍のヘリが嘉手納基地の上空を旋回し始め、およそ20分後、パラシュート降下訓練が強行されました。
県内でのパラシュート降下訓練は「原則伊江島で実施する」と1996年のSACO最終報告で日米両政府が合意していてこれまでにも県や地元自治体が再三に渡って中止を求めています。

嘉手納基地での訓練はことし6回目で、去年はSACO合意以降最多となる9回もの訓練が実施されていて半ば常態化しています。