台風10号による突風の被害は、宮崎市大橋でも発生しました。
このほか、西都市では電柱が倒れたり、屋根の瓦が飛んだりする被害が相次いでいます。

こちらは、29日午前8時ごろの宮崎市大橋の様子です。

(木山奈緒ディレクター)
「宮崎市大橋です。スポーツジムの大きな窓が割れています。道路には様々なものが散乱しています」

道路にちらばったがれきに、倒れてしまった自動販売機。

こちらの整骨院の外壁は大きくはがれていて、前にとめてあった車も窓ガラスが割れてしまったようです。

(住民)
「最初見たときは、何が起こったかわからなかった。なんでピンポイントで通ったのか…」

近くの飲食店でも、屋根瓦が飛んできて窓ガラスが割れる被害が。

こちらは、30日から通常営業を行う予定でしたが、復旧作業に2~3日はかかりそうだということです。

(飲食店の従業員)
「こんなこと初めて。普通の風でガラスが割れるなんてことはなかったから。お客さんがいるから早く(復旧)しないといけないけど…」

また、屋根がはがれたり、窓ガラスが割れるなど、住宅にも被害が多数出ています。

(近隣住民)
「バリンガーンっていう感じで。夜中に家が揺れた。水もとめてある。電気もこない。もうなんか泣きたいよ。何にも使えなくてぼーっとしている」
「雨どいを飛び越えて、『どーん』といって、『ガラガラガラ』っていったから、何と思って表に行ったら、ガラスが2枚割れて」

一方、西都市では、29日午前1時ごろ突風が発生。

市によりますと、妻町を中心に、電柱や街頭が倒れたり屋根の瓦が飛んだりするなど、多数の通報が市に寄せられたということです。

突風によるけが人はおらず、現在、市が詳しい被害を調査しています。