台風10号は、30日の夜のはじめごろから31日にかけて、愛媛県内に接近する見込みです。

県内は30日の夜にかけ線状降水帯が発生する可能性があり、気象台は土砂災害や暴風に厳重な警戒を呼びかけています。

県内の交通機関も欠航や運休が相次いでいます。

山下アナウンサー
「正午過ぎの松山観光港です。時間を追うごとに雨風ともに強まり、普段は穏やかな瀬戸内海もうねりが出てきました」

松山観光港では、広島行きのフェリーが29日午前中から欠航したほか、高速船のスーパージェットも午後から欠航が決まり、昼前の最終便に急いで乗り込む人の姿がありました。

その他、県内と九州、山口、広島、関西を結ぶ全ての海の便で29日から30日にかけて終日欠航が決まっています。

続いて鉄道です。

JR予讃線は、松山と宇和島を結ぶ特急「宇和海」が午後から運休、普通列車は伊予市と宇和島の間と松山と今治の間などで運休しています。

また、松山と岡山を結ぶ特急「しおかぜ」も瀬戸大橋の区間などで部分運休が出ています。

このほか、JR予土線も終日運転を見合わせています。

30日は県内のJR全線で運休が決まっています。

松山空港の空の便も欠航が出ています。

日本航空の羽田便は、29日の最終から30日にかけて全便が欠航。

全日空の羽田便と伊丹便は、今夜から30日にかけて終日欠航することを決めています。