福島県郡山市では、ワインの原料となるブドウの収穫が始まるのを前に、台風への備えが行われています。

関根佑記者「こちらのほ場では、ブドウの実の部分にビニールを張り、台風の対策を行っています」

郡山市逢瀬町にある逢瀬ワイナリーのほ場には、ワインの原料となるブドウおよそ500キロが実っています。29日は草刈りを行い、来週に迫った収穫へ準備を進めていました。

一方、心配されるのが接近する台風10号の影響です。

逢瀬ワイナリー・江花亮央さん「糖度が上がるのでワインの果実味の味わいのインパクトが大きくなる年だが、台風が来ていて心配なのでそれがどう影響するのかというところ」

ブドウは、雨や湿気に弱く、水分を多く含みすぎると病気や実が割れる原因となるため、このほ場では、ブドウの実の部分にビニールをかぶせて大雨や強風の対策を行っています。

江花さん「(ここまで)いい天気に恵まれての収穫になるので、非常に期待感のあるおいしいワインができるのではないか」

収穫されたブドウで作られたワインは、早いものでは12月から販売されるということです。