「通常の川に普段ノロウイルスがいることはあまりない」

井上キャスター:
川はそんなにノロウイルスがあるんですか?

松本主任教授:
通常はありません。ただ、人が遊んでいる状況では、そこの水は汚染されている可能性はあるということです。

ホラン千秋キャスター:
2種類の違ったノロウイルスが元々川にあって、人が遊びに入って、また違う遺伝子型が残るというような、ノロウイルスが頻繁に出入りすることはあるんですか?

松本主任教授:
普通の川では水が流れているので起こらないですが、滝があって水の溜まりがあるようなところは、ある程度ウイルスが留まる可能性があるわけです。流れがどこまで滞っているかということも大事だと思います。

萩谷麻衣子 弁護士:
例えば、河原でバーベキューやピクニックなどをしたとき、川で手を洗ったりするのはやめた方がいいんでしょうか?

松本主任教授:
通常の川に普段ノロウイルスがいることはあんまりないです。なので、川の水で手を洗って、それで病気を起こすことはまずありません。

今回はある意味、特殊な事例です。流れが滞っている中で、たくさんの人が川に入って汚染したかもしれないということです。

ホランキャスター:
何かしらの外的要因でここにノロウイルスが持ち込まれた可能性があるということですか?

松本主任教授:
それなりの汚染をさせるような状況が起こらないと、普通の自然の河川でノロウイルスの感染は起こらないと思います。

熊崎キャスター:
8月20日の段階で、雨がほとんど降ってなかったということです。

2023年9月と比較すると、水の流れが全く違っていました。例年に比べても水が流れて行きにくい状況であったということです。