車が浮く⁉水没を防ぐシート
静岡市清水区の小野田産業が開発した、車の水没を防ぐ名付けて「SAMーCS」(サムカーシート)。
2022年の台風災害で、多くの車が水に浸かった被害を受けて考案しました。
車の下の部分に、吸盤で取り付ける緑色の「防湿気密シート」は、ポリエチレン素材で、車が浮くほどの高さまで増水した場合でも、中に水が入るのを防ぎます。
全体をビニールシートで包むニ重の構造です。
ことし7月、静岡県藤枝市内で行われた実証実験では、自治体の防災課など多くの関係者が視察しました。
(小野田産業:小野田良作会長)
「車は完全な気密性はないものですから、徐々に水が入って結果的に沈みます。それを防ぐために、シートで覆って水が入らないようにすれば、全く問題なく浮いている」
小野田産業では、トラックなどにも対応するシートの開発を進めるということです。