ドアも窓も開かず・・・水没車からどう逃げる?脱出方法をVRで体験

連日のゲリラ豪雨で相次ぐ車の水没事故。実際に車が水没した場合、どうなるのか…。JAFが制作したVRの実験映像で体験させてもらいました。

喜入友浩アナウンサー
「大雨の中、私は助手席に座っていますね。目の前が冠水しています。今のところ車は進んで…あっ、水しぶきが前方から上がりました」
冠水した道路に進入してから2分で、外からの水圧でドアが開かなくなり、その後、車体の隙間から水が入り込みました。

喜入友浩アナウンサー
「5分で胸元辺りまで水が来てしまいました。ドアも開かない。そして窓も開きませんね」
電気系統が故障して、車内に閉じ込められてしまいました。
水没した車から脱出するには、専用の工具を備えておく必要があるといいます。

JAF東京支部 JAF認定セーフティアドバイザー 由水雅也さん
「万が一脱出するとなった場合、こういった脱出用ハンマーがある。先端のところに小さな金属がついている。この金属によって窓を押して割ることができるようになる。イメージは四隅を叩く。こういうふうに叩き割ってもらえれば」

窓を割ることによって、勢いよく車内に水が流れ込むため、脱出の際は、まず初めにシートベルトを外すことが重要だといいます。

JAF東京支部 JAF認定セーフティアドバイザー 由水雅也さん
「シートベルトカッターもあるので、万が一、何らかの理由でシートベルトが外れなくなってしまった場合、これを切って脱出する」