青森県南部町では、桃の一種である「ネクタリン」が収穫時期を迎えていて、日本列島に近づく「台風10号」の影響を懸念してます。

たわわと実った丸い果実。南部町で収穫が始まったモモの一種「ネクタリン」です。二又地区の園地で生産されている「スイートビーナス」は、2024年、生育に適した気温が続いたため、これまでにない過去最高の出来に仕上がったということです。

今野七海記者
「とてもみずみずしくてジューシーです。食べた瞬間に口いっぱいに甘い果汁が広がります」

泉山果樹園 泉山茂さん
「今年になって、去年の猛暑、今年の猛暑があっているのか、収量も多いし、玉伸びも良かった」

一方で泉山さんが懸念するのは「台風10号」の影響です。
9月初旬まで続く収穫時期にぶつかる見込みで、過去の経験から防風ネットなどの対策を施していますが、心配が拭えません。

泉山果樹園 泉山茂さん
「防風網をやっていないところは(以前)屋根がつぶされたこともあった。風はおっかない」

強い雨や風に当たると実が傷つき販売できなくなる一方で収穫を急げば、求めている味を届けられないため頭を悩ます日々が続きます。