船が壊れないように

一方、早々と対策を済ませたところもあります。
RKB 浅上旺太郎記者「瀬戸内海に面した漁港では、船の前方だけではなく後方もロープでつなぎ止めることで、台風への対策をしています」

福岡県豊前市の宇島漁港では、普段はロープで船の前方のみを岸とつないでいますが、今は後方部分も港の真ん中に立つコンクリート製の柱につなぎ止められています。
風や波で船が岸に当たり壊れることを防ぐためです。

豊築漁業協同組合 高松三男 組合長「台風になったら風が違うけんね、当たらないように」
記者Q「船が当たったら壊れますか?」
豊築漁業協同組合 高松三男 組合長「壊れるよ」
ハモ漁の最盛期「水揚げ減る」

漁師たちが台風に備えて船を係留したのは26日午前中のこと。
他の船のロープがひっかかることから、どの船も漁に出ることができなくなります。

現在は、ハモ漁が盛んな時期。

台風の風や波によって船が壊れることは避けたい一方で、自転車よりも遅いゆっくりとした速度に影響の長期化を懸念しています。

漁師「ちょっと恐いですね」
漁師「朝からロープを結び直しました」
記者Q「生活に影響ありますか?」
漁師「そりゃ当然水揚げが減りますからね。困ったものです」
豊築漁業協同組合 高松三男 組合長「だんだん西に寄ってきてるやろ?もっと東に行くかと思ってた。なるようにしかならんからしょうがないけど」