ファンを虜にする<野木×塚原>作品の共通点

また、<脚本・野木亜希子×監督・塚原あゆ子>コンビの作品には、ファンを魅了する共通点があるんです。
『アンナチュラル』では、MARSコロナウイルスなど放送当時の「社会問題」を背景に、様々な事情を抱える人物が描かれています。
映画『ラストマイル』の背景にあるのは、今話題の物流問題。

脚本家・野木亜紀子さん:
「『アンナチュラル』『MIU404』『ラストマイル』この3作品はすべてクライムサスペンスなので、なんらかの「事件」が起こります。
事件というのは「私たちの身の回りで起きうること」=「私たちの社会が抱えている問題」で、誰しもが無縁ではいられないし、気づいていないだけで実は密接に関わっている。
エンターテインメントでありながらも、雑多で複雑で絶望的にどうしようもない社会の中で生きる人間を描ければいいなといつも思っています」

試写会に集まった<野木×塚原>ファンも、作品の魅力を口にします。
女性ファン:
「エンタメとして楽しみながらも社会問題について触れていて、見終わった後に何か自分の中で考えさせられるような思いが残る」
女性ファン:
問題を提起するだけじゃなくて、回答というか、こういう選択肢もあるんじゃないかというところまで、すくい上げるように話が作られているところがすごく好き」