80人以上に及ぶ“裏金議員への対応”をめぐり、26日、自民党総裁選への出馬を表明した河野太郎デジタル大臣は「真相究明できていない」としたうえで、「不記載額の返納を求める」と訴えました。一方、出馬表明のハードルである「20人の推薦人集め」に苦戦している議員も。
出馬表明の河野氏 裏金議員に“返納”求める 自民党内からは…

自民党 河野太郎 デジタル大臣
「河野太郎です。自由民主党の総裁選挙に出馬いたします」
総裁選出馬を表明した河野デジタル大臣。これまで総裁選の話題になるとはぐらかしてきました。
記者「総裁選の出馬を麻生さんに伝えたか」
河野大臣「誰が」
記者「河野さんが」
河野大臣「そうなの?どの河野さん?」(6月)
河野大臣(7月)
「(Q.大臣はいつごろ〔出馬の〕最終判断したいと考えている?)何か物事をきめて、何か決まってるかのごとくのご質問は控えていただきたい」
防災・外務・防衛など、これまでの大臣経験をアピールした河野氏。裏金問題については…
河野大臣
「真相究明もすることができず、書類を訂正することで捜査当局的には終わったのかもしれません。しかし、国民の皆様の目から見てそれでけじめがついたと言えるのでしょうか。この不記載になってしまった金額を返還することで、けじめとして前へ進んでいきたい」
裏金問題について真相究明はできていないとし、不記載、つまり裏金があった議員にはその金額分の返納を求めるとしました。
この方針に自民党内からは…
自民党中堅議員
「キチンとけじめはつけなければいけないが、そこまで言う必要はない。安倍派の反発は必至だ」