「スポーツハラスメントZERO協会」の目指すところ

「スポーツハラスメントZERO協会」では“検定”だけでなく、スポーツチームなどを対象とした講座なども行っていきます。

先日は、埼玉県をホストエリアとするラグビーチームが設立した、中学生を対象としたユースチーム「ワイルドナイツジュニアユース」の選手たちとその保護者合わせて40名ほどを対象にした講座を実施しました。

その際の様子について、「ワイルドナイツジュニアユース」代表の三宅敬(みやけ たかし)さんに聴きました。

「ワイルドナイツジュニアユース」代表 三宅敬さん
「谷口さんのトーク術もありますけれども、子ども達非常に真剣に聞いてまして、皆さん非常に内容の濃い1時間を過ごしていただいたと思っています。やはりそのスポーツハラスメントというものに対して、真摯に取り組む私たちのチームにとって、安心できるチームに預けられたということもおっしゃっていましたし、ここまでわかり易く深く学んだことはなかったので親御さんたちは『学び直しになった』と話していました」

少子高齢化が進む日本社会の現状を考えると、旧態依然とした“スポハラ”が行われているような団体や競技は、今後参加者が離れてしまうことが考えられます。
須く変わらざるを得ないというわけですね。

最後に谷口さんに、「協会」の目標を伺っています。

一般社団法人スポーツハラスメントZERO協会 代表 谷口真由美さん
「私たちは“解散”を目指す団体なんですね。私たちがスポーツハラスメントが日本からなくなったら明日解散しようという風に思っているので、長く続ける団体になりたくないっていうのが、夢なんです。だからなるべく検定とかで、理解する方が増えて、で早めに解散したいっていうのを目標に掲げています」

(TBSラジオ「人権TODAY」担当:松崎まこと(放送作家/映画活動家))