来週、強い勢力を保ったまま上陸し、日本列島を縦断する可能性が高まってきた「台風10号」。どのようなルートをたどるのでしょうか?

台風10号 発達し北上中 27~28日 大雨・暴風に厳重注意

森田正光気象予報士:
台風10号は北へゆっくりと進んでいます。

台風が通っている南の海上には海水温が高いゾーンがあります。台風は海水温28℃以上で発達するといわれているため、ゆっくり進む間に勢力が強くなるおそれがあり、注意が必要です。

台風の進路はだんだんと東の方にずれ始めています。今後また違う方向にずれる可能性もありますが、日本列島を直撃する可能性は高くなっています。

前回の台風7号と比べると今回の10号は、関東にも影響が大きく、とても危険な台風になりそうです。

台風10号は今後、海水温30℃以上のところを進んでいきます。最大瞬間風速は60m近くになるかもしれません。

日比麻音子キャスター:
夏の厳しい暑さが影響しているのでしょうか。

森田気象予報士:
気温が高いので海水温も高くなり、高い海水温のエネルギーが台風に乗り移ってやってくるということになります。

南の海上から北上する台風に伴い、28日の午前9時ごろには東京の西側で非常に激しい雨が降る予想となっています。通勤通学の時間帯になりますが、おそらく新幹線も含めて交通関係に大きな影響が出ると思います。