多くの市長が「不適切」と指摘 告発者への処分

南波キャスター:
別の問題として上がっているのは『告発者への対応』の部分です。

▼2024年3月、兵庫県の元幹部(60)が報道機関などに告発
→斎藤知事「事実無根 嘘八百」

▼4月 元幹部は兵庫県の公益通報窓口に通報
▼5月 兵庫県「革新的な部分は事実でない」として元幹部に懲戒処分停職3か月

▼8月23日 兵庫県内の市長らが公益通報保護者の対象とせず懲戒処分をしたことは不適切だと多くの市長が指摘し、要望書を提出

【兵庫県職員公益通報制度】
県職員らがまず通報できる内容
・県または公社などの事業または行為について法令違反や職務上の義務違反にいたる恐れがあるもの
・県政を推進するにあたり、県民の信頼を損なう恐れのあるもの

上記に関して、「通報者が不利益を受けることがないよう十分留意する」とされています。

しかし、兵庫県は告発をした元幹部に対し、通報制度とは別の形で懲戒処分をしたということになります。

山内あゆキャスター:
告発をした元幹部はその後、亡くなっていますよね。

パワハラは、加害を止めることが難しいのであれば、被害を避けることが基本中の基本だと思います。(懲戒処分という対応は)腑に落ちません。

歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
(斎藤知事は)特権意識があるのだろうなと感じます。私は行政で何年か仕事をしていましたが、お中元すら受け取りませんでした。なぜ知事が、このようなことをするのだろう?と思います。

日比キャスター:
勇気を出して声を上げた人だけではなく、県民もモヤモヤが続いています。一刻も早く徹底した調査を行ってほしいと思います。

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<プロフィール>
今村翔吾さん
「塞王の楯」で第166回直木賞受賞
歴史・時代小説家
30歳までダンス講師