原爆投下後の広島でたくましく生きる少年の姿を描いた漫画「はだしのゲン」。その作者で73歳で亡くなった 中沢啓治 さんが、アメリカの「漫画界のアカデミー賞」とも呼ばれる「アイズナー賞」で殿堂入りしました。
アメリカの権威ある漫画賞「アイズナー賞」で殿堂入りしたのは、「はだしのゲン」の作者、中沢啓治さんです。
広島市出身の中沢さんは1945年8月6日、6歳のときに爆心地から1.2キロの地点で被爆。1973年から代表作「はだしのゲン」の連載を開始し、ベストセラーになりました。現在、はだしのゲンは25か国語に翻訳されているということです。
中沢啓治さんの妻 ミサヨさん
「これは大変な賞をもらったということで光栄に思っている。主人も素直に喜んでいると思う。世界の人たちに広めて読んでもらいたい」
アイズナー賞には、過去に日本人作家で手塚治虫さんなども殿堂入りしています。