県立河北病院と寒河江市立病院の統合再編について、河北町の森谷町長らが県に対し要望書を提出しました。
立地条件などについて、河北町の利用者にも配慮するよう求めています。
県は、医師不足の解消などのため西村山地域の医療体制の再構築を目指し、県立河北病院と寒河江市立病院を統合再編して7年後に開院することを目指しています。

来年度から基本計画の策定を進める予定となっていますが、きょう、河北町の森谷俊雄町長らが吉村知事に対して要望書を提出しました。

要望書には、現在の河北病院の医療提供体制をより充実化させることや、医師確保に向けた具体的な方針を示すことなどが盛り込まれているということです。
吉村知事「県としては持続可能で充実した西村山地域の医療提供体制を構築できるように、新病院の整備に向けた検討をしっかりと前に進めて参ります」

また、現在の河北病院を利用する患者のおよそ4割が河北町民であることから、
森谷町長は、患者の視点に立った新病院の立地場所の選定を検討するよう求めました。

河北町 森谷俊雄 町長「これからの医療体制の姿をしっかり地域のかたがたに示していける構想づくり、計画づくりが大事だと思います。患者さんの目線もしっかり背中に背負いながら発言していきたいと思う」

県では今後、立地条件や運営形態などを検討し関係する自治体に提案する予定だということです。