コロナ収束 崩壊する需給バランス
米の流通の専門家も、米不足に危機感を募らせます。
日本米穀商連合会 相川英一 専務理事「在庫量でいうと過去最低」
じつはこの米不足、去年の夏から秋ごろにはその兆候が始まっていたといいます。コロナ禍がほぼ収束した後、外食産業などで米の需要が増加したのです。
相川専務理事「国の試算で考えるところより、20万トン多く消費された」
また、物価高の影響で、ほかの食材より比較的安価な米に消費が流れたことも一因と分析しています。需給のバランスが崩れたことで、先ほどの小売店では「価格は去年より5割前後は上がってくると思う」としました。

安定した米の供給が求められますが、生産現場でも大きな変化がありました。今年の猛暑が米の品質に影響を及ぼしていたのです。