60歳で急激な老化 注意点は 普段の食生活で予防

良原キャスター:
そしてもう一度、60歳前後で老化のタイミングがあります。

免疫機能の低下:がん、リウマチなど
酸化ストレス:動脈硬化、脳梗塞など
糖・炭水化物の代謝:血糖値の上昇、糖尿病のリスク

酸化ストレスは、体の中が酸化することで細胞が傷つけられる現象です。

ひなた在宅クリニック山王の田代和馬院長によると、対策としては「野菜や魚など抗酸化作用のある食べ物が望ましい」ということです。

具体的には、さば、ブロッコリー、パプリカなど、ビタミンの多い野菜がオススメです。

井上キャスター:
今回の研究では、男性と女性の性差は特になかったことが興味深いと思いました。もっと研究が進んでいくと細かい部分もわかってくるのかなと感じます。

松田丈志さん:
健康面から考えると、年齢を重ねるほどに運動習慣のある人とない人で、筋肉量などの差がどんどん開いていくデータもあります。

食生活や睡眠の質もあると思うので、年齢を重ねるほど、健康に留意した人の方が数値的には下り坂だったとしても、緩やかにできるのは事実でしょう。やれることからやっていくと良いと思います。

ホランキャスター:
年を重ねること、老化すること自体は悪くはないと思うのですが、その中で不都合や不便が出てこない方が、いろいろなことができて楽しむことができます。健康寿命を延ばすために、早く始めるに越したことはないと思います。

松田丈志さん:
どんなに寿命が延びたとしても、健康に動ける時間を長くしていく方がクオリティオブライフの向上には繋がっていくと思います。

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<プロフィール>
松田丈志さん

元競泳日本代表
五輪4大会出場 4個のメダル獲得
JOC理事 宮崎県出身 3児の父