一方で、調査を継続するには大きな壁があります。

昭和の安茂里を語り継ぐ会 土屋光男さん:
「時間との勝負だよ。80代の人はまだ赤ちゃんだったけど、90代の人はある程度見聞きし知っている。いろんなことを積み上げていくと一つの像になる」

そうした中、語り継ぐ会では、若い世代に地下壕を見てもらう機会を増やしています。

7月18日には修学旅行の事前学習で篠ノ井高校犀峡校(さいきょうこう)の生徒たちが訪れました。

犀峡校の生徒:
「凄いと思いました。昭和に作ったものが今でも残っていて、それを私たちは実際に見ていてすごいと思いました」


昭和の安茂里を語り継ぐ会 土屋光男さん:
「ありのままを見てもらう。誰が見ても海軍が海なし県のここに穴を掘るなんて、ありえないでしょ。その前に戦争は終わらなきゃいけなかったんだけど、子どもたちに実際に見てもらえば、戦争っていうのは始めちゃうと終わることが出来ないんだと分かる場所だと思う」