「戦艦大和」のカラー映像を初公開
(豊の国宇佐市塾・織田祐輔さん)「これなんか全くまだどこか分かっていない映像ですけど、海沿いに集落と真ん中あたりに学校がある、田畑が広がっている田園地帯でもあるので農漁村、こういう風景があるところを日本地図から探していく」
解析の成果として今年5月には米軍から攻撃される戦艦大和のカラー映像を初めて公開。これまでにも特定した全国500か所の映像を発信しています。
(織田祐輔さん)「実際に映像で見るとはっきり分かるんですよね。特に自分が住んでいる故郷も戦場だったっていうのがわかるので、映像の持つインパクトっていうのはやっぱり大きなものだと思いますね」
「同じ過ちを繰り返してはいけない」
戦争の歴史を伝えるため行政も動き出しています。鹿児島沖で引き上げられた九七式艦上攻撃機。宇佐市は宇佐海軍航空隊でも特攻機として使用されたこの機体を買い取り、展示に向けて2026年度の平和ミュージアム開設を目指しています。
(宇佐市平和ミュージアム建設準備室・相良順一室長)「空港があって基地があったのは宇佐市なので、まずは来ていただいて、戦時中の本物を見ていただいて、どう思うのか、そういう考える場所を提供するのが宇佐市に平和ミュージアムが建つ意義」
戦後79年となり戦争を体験した人が減っていく中、宇佐市塾の平田さんは映像や史料と共に語り継ぐことの大切さを感じています。
(平田崇英塾頭)「あのガンカメラの映像を見ると、あの先に撃たれて死んでいる人たちがいる。戦争のリアルさを非常に生々しく伝えられる。私たちが今まで体験者から聞かせていただいた話を、今度は伝える立場に今なっている。そうやって伝承していかないと同じ過ちを繰り返すことになってしまう」














