これらは山梨県南アルプス市教育委員会が所蔵しています。



南アルプス市教育委員会 文化財課 今福律子調査員:
「兵隊さんの戦意高揚というか、今やってる戦いが自分たちの守りたい子どもたちのためにやっているんだ、ということを身近に思い起こさせるためだったと思う」

ハガキが書かれたのは終戦の前の年1944年(昭和19年)、太平洋戦争の戦況が苛烈を極めたころ。

銃後の守りを誓う言葉や食糧増産に励む様子などが一心に綴られています。

今福さん:
「書かせることによって自分たちが置かれている状況を認識させるということもあったと思う。軍国教育の一環だったのは間違いない」

中には「少女の日常が見える」という手紙も…