台風7号は16日に関東に直撃する恐れが出ています。お盆のイベントの中止や延期が相次ぎ、交通への影響も大きくなりそうです。

台風 お盆休み “関東直撃”も

國本未華 気象予報士:
14日午後3時、台風7号は父島の西南西に位置し、海面水温が約30度くらいのところを北東に進んでいます。今後、台風は強い勢力となって発達を続け、千葉県沖をかすめる可能性が高くなってきました。

若干、進路が東にずれているのは、東にある太平洋高気圧の流れに沿うように進む傾向に徐々に変わってきているためで、進路は絞られてきたという状況ですが、千葉・茨城は大きな影響がありそうです。

関東は15日は局地的な雨ですが、16日の通勤の時間帯頃には徐々に本降りになり、日中は雨風どちらもピークになる予想です。今回は雨と風のピークが同時にやってきますので、急激に天気が荒れる心配があります。

東京都心部が暴風域に入る確率は40%くらいですので、在来線なども影響が大きく出てくる可能性があります。

ただ、台風の中心が西にずれる可能性もあります。今のところ進路は千葉県沖という予想ですが、少しずれると都心部にまで暴風の影響があるかもしれません。

また今回は動きが遅いので雨の降る時間も長くなりそうです。千葉県、茨城県内は16日の夜遅い時間まで雨風が続きますので、倒木などによるケガに注意をしてください。万が一、電柱が倒れて停電した場合、長期化することも考えられますので、1週間くらいの備えをしておくと安心です。

萩谷麻衣子弁護士:
特に16日朝の通勤通学に注意しなければなりませんか?

國本 気象予報士:
早めに行動した方がいいのですが、日中はさらに天候が荒れていきますので、それを見越して無理な予定は立てないことが重要です。

ホラン千秋キャスター:
何か備蓄はされていますか?

萩谷麻衣子弁護士:
手巻きのラジオや、ポータブルの電灯、ガスコンロ用のガスを何本か備蓄をしています。

ホラン千秋キャスター:
私は非常食を備蓄しています。今、非常食を買い求める人がたくさんいらっしゃるかと思いますが、パニックにならないように冷静にならなければいけませんね。