進む「本離れ」
バックヤードツアーの目的は少しでも図書館に興味を持ってもらうことです。

福岡市総合図書館の利用者数は2010年度の139万人をピークに、2023年度には117万人にまで減少。その理由の一つに「本離れの進行」が挙げられます。
福岡市総合図書館 松崎ちはる 館長「コロナ下でというのもひとつあるかと思いますが、今やはり、デジタル時代ということで”本離れ”がよく言われているところではあります。ネットでいろいろ調べ物とかも終わってしまうこともひとつの要因としてはあるのかなと考えています。」
古本の匂いを満喫できる部屋

貸し出しの要望が少ない本や貸し出し禁止の貴重な本などを収蔵しているのが閉架書庫。明治時代の本などもあり、普段は職員しか立ち入ることができません。
福岡市総合図書館 森田幸加子 広報統計専門員「古本が好きな人は好きな匂いかもしれないです」
RKB 奥田千里記者「60万冊以上の本がある閉架書庫。本棚が並ぶ空間は奥行きが80メートルもあるそうです。」

広い部屋に背が高い本棚が並び、ぎっしりと本が詰まっている様子に参加者も圧倒されたようです。