『新潟の戦争の記憶をたどるツアー』を通じて、幅広い世代に“戦争の記憶”が受け継がれています。

【ツアー参加者・小学6年生】
「戦争をしても誰も幸せになれないこととか、戦争は絶対にしちゃいけないんだなという思いが、改めて強くなりました」
【ツアー参加者・70歳代】
「長岡大空襲っていうのは有名ですけど、新潟にもこんな大変なことがあったんだってのは、新潟に生まれながら全然わからなかった…」
今年、新潟シティガイドの渡辺博さん(80歳)さんは、ツアーを後輩のガイドに任せ、自身は補助役に徹しようと決めていました。
「何かあった時に出て行こうかなと思って、ついて回ったんですけれどもね」
「おかげさまで事前勉強を結構しましたから、お任せしていいのかなと思って」

“新潟シティガイド”にはそれぞれの担当エリアが決まっていますが、この『新潟の戦争の記憶をたどるツアー』については、エリアの違うガイドからも、担当させてほしいという声が上がっているそうです。
「やっぱり続けていかないと忘れちゃうんですね」
「関心を持っている人から集まってもらってなんとかね、継続していきたいなと、継続していただきたいなと思って」
終戦から79年が過ぎ体験者が減る中で、戦争を知らない人たちがその“記憶”を学び、伝え、次の世代へとつなげています。