先月イブニングニュースで紹介した、乳がんを患っていた高松市のピアニストが自宅で亡くなりました。

最期の時までピアノを弾きたい…その思いに寄り添った歌手が今は1人でステージに立っています。

生きていく辛さ、そして喜び…。2人を追いました。

「もしものことがあっても歌い続けて」ピアニストの言葉を支えに…

本当は、ピアニストと2人で立つはずのステージでした。

「さくらんぼの実る頃」を歌う高松市在住のシャンソン歌手、蓮井Micaさん。

聞こえてくるピアノの音色。

弾き手はもう、この世にはいません。7月に亡くなりました。去年、同じ会場にいたのは、高松市在住のピアニスト高橋ゆり子さん。

ピアノの音源は、高橋さんが亡くなる前、「私にもしものことがあっても、歌い続けてほしい」と蓮井さんに託したものでした。

(蓮井Micaさん)
「なんか、いつものゆり(高橋さん)が(会場に)いるなという感じで。私がふにゃふにゃしているとお尻を叩いてくるのでそんな感じかな。しゃんしゃんせえよ(しっかりしなさい)と言われているような」