“激しい雨”“猛烈な風”に警戒 気象予報士「大規模な停電で、被害の長期化も懸念」
気象予報士 國本未華さん:
13日に新たに台風8号が発生しました。現状、熱帯低気圧も複数ありますが、台風7号がかなり危険な状況となってきそうです。

今後の進路の予想が最新になるたびに、より勢力が強まる傾向に変わってきています。海面水温が高いところを通っていくために、16日(金)、関東に大きな影響を及ぼしそうなタイミングで中心気圧が950ヘクトパスカルの強い勢力となる見通しです。
藤森祥平キャスター:
一番勢力が強い状態で関東に上陸する可能性もありますか。
気象予報士 國本さん:
この予報円の西側を通ると上陸する可能性もあります。
ヨーロッパ中期予報センターとアメリカ海洋大気庁の予想も参考にみてみます。16日の朝の時点でヨーロッパの予測では関東の南東海上、アメリカの予測も大体同じような場所という見通しです。

ただ、16日夜はヨーロッパとアメリカで速度の差があり、ヨーロッパの予想は東北の方へ進む傾向。一方、アメリカの予想では、まだ関東の近くにいる予想となっています。
13日現在の雨の予想をみると、関東では15日夜から雨が降り出し、16日の日中から夜にかけて雨風ともにピークになりそうです。

特に台風の中心付近の千葉県などは深刻な影響が出る可能性があります。中心付近の風が60メートルほどになると、大規模な停電などが発生するおそれもあり、被害の長期化も懸念されます。進路とともに、そういったことにも備えていただきたいと思います。

雨風どちらも大きな影響が出ることはほぼ確実な状況です。関東一帯が暴風域に入る確率が30%から70%と高い状態なので、15日の日中までにはしっかり備えておいた方がよさそうです。