大分市で惜しまれながら閉店した人気の冷麺専門店「芳華」が今月復活オープン、引き継がれた味を取材してきました。

今月5日、大分市羽屋に復活オープンした冷麺専門店「芳華」。昆布と煮干しをベースとする店秘伝のスープに独自の配合によるツルツルモチモチ食感の麺が特徴です。


(来店客)「普通より細麺でおいしいです」「コシがすごくてモチモチしてますね」「キムチとの相性も良いのとスープがすごくあっさりしているので食べやすい」

実はこの「芳華」もともと大分市中津留に店をかまえ35年以上のれんを守ってきましたが、店主の高齢化により惜しまれながら3年前の12月に一度閉店しました。

閉店に関してSNS上では…「芳華が閉店するという話しを聞いて泣いてる」「嘘だろ…芳華閉店!?薬膳食べれなくなる~!」

そんな中、芳華を復活させようと申し出たのが数々の人気ラーメン店を運営する「ヤマナミ麺芸社」。

(ヤマナミ麺芸社・吉岩正純専務)「私も芳華にはよく通っていてすごく好きだった。ファンだったので無くなるのは惜しいなというところでぜひ引き継ぎたいなと思って女将にかけあった」

芳華のファンだったという専務の吉岩さん。初めは断られましたが、強い思いが認められ、麺のこね方、スープの味を店主に直接指導のもと学んできました。そしておよそ3年の時を経て人気の味が復活しました。今月オープンをとげ、復活を待ち望んでいた人からは喜びの声が…

(来店客)「100回以上は食べていると思います。またこんな感じで復活してくれてすごくうれしいです」「閉店からずっと復活するのを待っていたので感無量です」

(ヤマナミ麺芸社・吉岩正純専務)「以前の常連客しかり、新たにより芳華の味を知ってもらいたいという思いで色んな方に食べてもらって芳華の冷麺はこういう味でおいしいんだと広めていきたい」

再び動き出した「芳華」。多くのファンに支えられながら人気の味を受け継いでいきます。